
新橋駅地下部分の「梁」部分。
梁は構造上で重要な役割を果たしている部分。
この構造の場合柱と梁が建物を支えている。
構造計算書を見ていないし何の根拠もないのだが、このように欠けてはいけないはずなのである。
コンクリートは圧縮力に強く鉄筋は引張力につよい。
これらをあわせて構造体となるのだが、その圧縮力を支えるコンクリートが1本の梁に対して数箇所かけているのだ。
しかも中の鉄筋が見えるほどに。この鉄筋は主筋と呼ばれるもので人間で言えば肉が削がれて骨が露出している状況。
当然建物の強度は落ちるはずなのだ。
どういった経緯でこんな状況になっているのかは解らないが、推測では何らかの工事の際、わざと削っているように見える。
コンクリート打設時のミスではああならない。
主筋をぶった切っていないのでまだましなのだが、構造欠陥であることには変わりがなく、こんな酷い姿を平気で晒しておけるずさんな管理に疑問を持つ。
普通、すぐに補強するか隠すだろう。
コンクリート自体も古く打設状態が非常に悪い。
ジャンカもあるし、老朽化による粉っぽさも現れ、強度も落ちていないか心配になるほど。
少し大きな地震が来たらあの地下部分、真っ先につぶれるようで恐い。